児童虐待をしてしまう親の心理…人ごとではない。叩いてしまうあなたに。

2018年3月2日、恐ろしい事件がありました。
5歳の女の子が義父に殴られて殺された。
遊びたい年頃に監禁されて
太ってきたから痩せさせようと
ご飯もろくに食べさせてもらえず
あげくに殴られて殺された。
身長が伸びる前は
子供は横にいっとき太る。
一生懸命成長しようとしていたゆあちゃんを
潰してしまった。
朝4時に目覚ましで自分で起きて
勉強していたゆあちゃん。
お昼にも勉強しなさいと言われて
はい、といったものの
眠すぎて寝てしまい、
お義父さんに殴られて、殺された。
私も子供を叩いたことがあります。
本気で憎たらしいと思うこともあります。
そして自分のバカさに涙が出てきます。
これは私が考えていることで
誰かにとっては受け入れられないかもしれませんが
考えずにいられません。
ゆあちゃんの存在のためにも
今日はこのことについて書きたいと思います。
できれば最後まで読んでください。
殺さないで、捨ててあげて欲しかった !!!
子供は遊んでいるうちに
自分でいろんなことを発見して
ほんとうに勉強につながっていくんだけれど、
私も含め、
大人になったらどうしても
それを忘れてしまうことが多い。
大人の自分は
実は体だけ大きくなった子供なんだけど、
本当の子供には 恥ずかしくて言えないし
気づかれたくなくて威張ってしまう。
親だって人間、イライラするし不安にもなる。
でもそれは 子供がいるからじゃない。
1人だっておんなじ。1人だったら周りの誰かにやつ当たっている。
自分が人に愛されていない、
必要とされていないと思っているのなら、それは子供のせいじゃない。
自分に対しての不満を子供にぶつけたお義父さん。
子供は、自分とは全く別の世界の生き物だから、
考え方が違って当たり前なんです。
言うことを聞かないで、
自分なりに答えを見つけて、いろんな人間が育っていくんです。
言うことを聞かせるのはまず自分に。
問いかけてください。
不満なことを紙に書き出し、
何が悲しいのか腹が立つのか、自分に聞いてあげてください。
自分では聞けないならカウンセリングに行って、聞いてもらってください。
きっと本来の優しい、
そして悲しんでいる自分が見えてくるはずです。
子供に甘えて、
今の自分の、全く面白くもない
大人の世界に引き摺り込んではいけません。
まずは自分で、ほんとうにやりたいことを見つけるんです。
自分自身が楽しい!と思う毎日になってから
どんなに楽しいかを子供に紹介するのです。
親だからといって子供ばかりに頑張りなさいといって
自分が勉強しないのはナシです。
そうしていると、 子供にガミガミいっている暇なんてないし、
楽しそうに勉強したり遊んだりしている親を見て
子供は未来が明るいものだと感じて
なんでも頑張るようになります。
子供の純粋な世界に 大人が土足で踏み込んではいけないのです。
お母さんは、妊娠10ヶ月の間に
色々な選択肢がある中で、この子を
出産しよう、育てよう
という覚悟があって、
ものすごい痛みを堪えて、
子供を授かりました。
もし自分が生んでいなくても、
一緒に住むとき、預かる時、
近くにいる時。
ひどいことをしてやろうと思って
預かったり、一緒に住んだりはしていないはずです。
一緒に幸せになりたいと思っていたことを
思い出してください。
20歳になって
子供に全ての骨と細胞と筋肉と
生きる覚悟が出来上がるまで、
親は、栄養と無条件の愛情を与えるために親になったのです。
血が繋がっていようがいまいが、
そんなことは全く関係ありません。
子供は生まれた時からすでに
無条件の愛情を
ずーっと、育ててくれている、
一番近くにいてくれる人に注いでくれています。
どんなにひどいことをされても信用しているのです。
あなたもそうでした。
近くにいる人を、
育ててくれる人を無条件で愛していました。
そうだったのに、
どこかで裏切られ、許せなくて悲しくて
もしかしたら、今でもそうなのかもしれません。
でもその裏切った人は、あなたの子供ではありません。
まちがえないで。
あなたの子供は
あなたを無条件に愛し、信用しています。
あなたが今辛いのは
子供のせいじゃない、ことだけは
気づいてください。
いくらでも相談できるところがあるし、聞いてくれる人がいます。
あなたと子供はいっとき密度の濃い時間を過ごすけれど、
人生はそれぞれ違うし、考え方もちがう。
違うからといって、 どちらかが悪いのではない、ってことを
考えてください。
子供の話すことには、常に一理、いや、五理くらいの
真理があります。
これは保証します。
子供の未来は子供のものです。
そして あなたの未来はあなたのものです。
一緒くたにしないで。
尊重しあって一緒にいるから、
尊敬し合えるのです。
最後まで読んでいただいて、
本当にありがとうございます。